万博閉幕直前、「どこに行けばいいのか分からない…」という方へ
2025年大阪・関西万博も終盤に差し掛かり、毎日混雑しています。
SNSでは「イタリア館は5時間待ち」「事前予約しないと何も見られない」…そんな声も多く見られます。
私も同じように迷いながら、夜間券で「ペルー館」に立ち寄りました。
正直なところ、あまり期待せずに向かったのですが――
驚くほどスムーズに入れて、しかも内容が濃くて大満足でした。
この記事では、ペルー館の展示内容、混雑状況、アクセス情報を、実体験をもとにレポートします。
「閉幕直前でも楽しめるパビリオンが知りたい」「予約無しでも入れる穴場ってあるの?」という方の参考になれば嬉しいです。
混雑状況と入場タイムライン(体験ベース)
訪問日は10月初旬、もうすぐ閉幕という時期。
| 項目 | 内容 | 
|---|---|
| チケット種別 | 夜間券(当日購入) | 
| ペルー館到着時刻 | 16:24 | 
| 並び始めた時間 | 16:28 | 
| 入場できた時間 | 16:36(待ち時間 約8分) | 
| 所要時間 | 約30分程度 | 
| 館前の混雑度 | 通路は大混雑(満員電車レベル)だが、入場列はスムーズでした | 
館前の通路はかなりの混雑で、通行人が多く行き交っており、
到着したときには、入場規制中でした。
ただ、ペルー館自体は「予約無し」での入場が可能で、近くで数分待てば並べました。
列の待ち時間も8分ほどで、スムーズに中へ入ることができます。
館内の展示スペースも広すぎず狭すぎず、快適に見学できる構造です。
展示内容:静かに、深く、ペルーの魅力を感じられる構成
※ネタバレNGの方は、「ペルー館の位置とアクセス情報」に飛んでください。
1. 映像空間で体感する「無限の可能性」
ペルー館のテーマは 「Infinite Possibility(無限の可能性)」。
大画面と天井スクリーンを使ったシアター形式の空間で、
ペルーの自然・マチュピチュなどの遺跡・都会の風景などが映し出されます。



壮大な映像を見て、ペルーで実際に体験したくなりました。
2. 文化展示ゾーン:知的好奇心を刺激する「記録」と「手仕事」
インカの記録システム:キープ(Khipu)
インカ帝国では文字を持たず、ロープの結び目などを使って、人口統計などを記録していたそうです。(キープ)
色や撚り、結び方によって数値や意味を表現しているとか。
館内では再現したロープを見ることができます。
今では信じられない方法なので、おもしろい…..!と、ひとりワクワクしておりました。

伝統工芸を担う職人:アマウタ(Amauta)
伝統工芸を担う職人たちを「アマウタ(Amauta)」と呼び、
単なる技術者ではなく、“文化と知恵の継承者”として紹介していました。
「アマウタ」とは、ケチュア語で「知者・導き手」を意味し、
古代インカでは王族の教育係としての役割を担っていた存在。
現在では、地域に根ざした伝統工芸を未来へとつなぐ、
“文化的アイデンティティの守り手”として位置づけられています。
この思想がパビリオン全体の雰囲気に深く反映されており、
工芸や映像が「ただの展示」ではなく、生きた文化遺産としての説得力を持っていました。


他にも、アルパカ毛の製品や、アクセサリー・ナスカの地上絵についてなどなど、たくさんの展示がありました。
ペルー館の位置とアクセス情報
| 項目 | 内容 | 
|---|---|
| ゾーン | エンパワーリング・ゾーン | 
| 最寄りゲート | 東ゲート | 
| 周辺施設 | 大屋根リング → 「静けさの森」方向 | 
| 注意点 | 館前の通路は非常に混雑。立ち止まると迷惑になるため、待機は少し離れた場所がおすすめ | 
ペルー館は東ゲート側に位置しています。アクセスもしやすく、
閉幕間近でも比較的スムーズに入場できる“隠れたおすすめパビリオン”です。
ペルーという国の基礎知識も学べる
展示を見て「もっと知りたくなった」方向けに、ペルーの基本情報もまとめておきます。
| 項目 | 内容 | 
|---|---|
| 正式国名 | ペルー共和国(República del Perú) | 
| 地理 | 太平洋沿岸、アンデス山脈、アマゾン熱帯雨林の三地域構成 | 
| 面積 | 約128万km²(日本の約3.4倍) | 
| 首都 | リマ | 
| 歴史 | カラル文明、インカ帝国、スペイン植民地支配、1821年独立 | 
| 公用語 | スペイン語、ケチュア語、アイマラ語 | 
| 宗教 | カトリック+先住民信仰の融合 | 
| 名所 | マチュピチュ/クスコ/ナスカの地上絵/ティティカカ湖 ほか | 
展示を見て「ペルー、行ってみたいな」と思う方も多いはず。
それだけ、伝える力のあるパビリオンでした。
こんな方におすすめです
- 予約無しでも楽しめるパビリオンを探している方
 - 並ばずにしっかり展示を見たい方
 - ペルーや南米の文化・歴史に少しでも興味がある方
 - 落ち着いた展示で、ゆっくり学びたい方
 
まとめ:ペルー館は「行ってよかった」と心から思える場所でした
・閉幕直前でも、予約無しでスムーズに入場できた
・展示は静かで豊か。映像も文化資料も見応えあり
・並ばずに“深い体験”ができる、貴重なパビリオンです
「何時間も並びたくない」
「予約が取れなかった」
そんな方に、迷わずおすすめしたいのがペルー館です。
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参考
- https://www.expo2025.or.jp/official-participant/peru/?utm_source=chatgpt.com
 - https://call-of-history.com/mural-from-3800-years-ago-unveiled-by-peru-archaeologists
 - https://en.wikipedia.org/wiki/Pachamama?utm_source=chatgpt.com
 - https://en.wikipedia.org/wiki/Huaca_Pucllana?utm_source=chatgpt.com
 - https://en.wikipedia.org/wiki/Chav%C3%ADn_de_Hu%C3%A1ntar?utm_source=chatgpt.com
 - https://en.wikipedia.org/wiki/Caral?utm_source=chatgpt.com
 - https://tourleadersperu.com/what-is-peru-famous-for/?utm_source=chatgpt.com
 - https://kanchayperutravel.com/ultimate-landmarks-and-famous-places-in-peru-from-rainforests-to-ruins/?utm_source=chatgpt.com
 - https://www.metropolitan-touring.com/blog/adventure/famous-monuments-in-peru/?utm_source=chatgpt.com
 - https://www.acouplescalling.com/peru-landmarks/?utm_source=chatgpt.com
 - https://arxiv.org/abs/1109.3319?utm_source=chatgpt.com
 


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